破滅型登山者の比良山紀行。奇行?

こんにちは、ナゾトチさんワラクリよりお送りしますのは、登山の話です。

2020年9月20日(日)、比良山に登りました。

貧乏人の娯楽

さて、あなたは貧乏ですか?

お金があるならパッケージ化された遊びができるので安全に楽しめる。しかし、お金がないとなると、体を使ってスリリングな遊びをすることになる。

生きて帰れるか分からない場所に行って、帰ってこられた喜びを味わう。これぞ貧乏人の娯楽です。

登山には危険がつきもの。スリリング。

比良山への登山

4連休。特に約束も計画もない。となると、1日くらいは山に登るしかない。秋の気配が漂ってきてコンディションはとても良い。

キタダケ道

私は比良山のふもとに小屋を建てたので、気が向けばすぐに山。比良山には様々な登山道があるのだが、最も近いのはキタダケ道という。この道を行けばびわ湖テラスに辿り着く。

予定よりは1時間遅れの9時頃に出発。

久しぶりの登山なのでペースがよく分からない。かなり心拍数が上がった。5組くらいの登山者を抜き去った。おそらく普通の人の倍くらいのペースだと思うのだが、それでも遅い。びわ湖テラスまで1時間くらいで登れたらいいなぁって望むのだが1時間35分かかったようだ。

行楽日和でびわ湖テラスは賑わっている。

私もデートで来てみたいのだけど、登山でしか来たことがない。😢

夫婦滝

比良山には何回も登っているが、歩いたことのないルートを行ってみようと思って、夫婦滝と大橋を目指してみることにした。

沢沿いの道を行くのです。最初は雰囲気が良い。私は渓谷が好きなのでいい散歩道だと思った。

しかししばらく進むと、引き返してくるやや高齢の一団がいた。「女性もいるので先に進めなかった。」とのこと。恐怖心が募る。

で、その通りに険しかった。道が沢に遮られているのです。渡渉が必要。岩の上を進む自分がカッコよく思えたりもするのだが、一人なので事故が起こったらどうにもならん。

『一人で来る道じゃねぇ。』

と、思いながら気をつけて進みました。ヒヤヒヤしながら夫婦滝に辿り着いた。

夫婦滝

奥まった場所の滝は感動でした。秘境の滝だ。

こんなところで出会うとは

夫婦滝から牛コバに向かいます。

早速ですが道に迷って、遭難の危機を感じた。だって分かりにくい。道が斜め後ろに続いてるんだもの、見落としてしまう。

落ち着いて元の道に戻ると、ちょうど登山者のじいさんがいて「この道は険しくて不安になる。」とのこと。私も同じ気持ちです。

いい場所があった。もののけ姫のワンシーンで、川沿いでアシタカが山犬とサンを見つけて「我が名はアシタカ!」っていうトコがあると思うのですが、そんなロケーション。

ここで昼ご飯。結局はレトルトカレーが合理的。

コーヒーも飲めるし。

さて、ここでだ。1年ぶりにある人と再会した。

昨年、琵琶湖岸で泳いでいるところで仲間だと思って声をかけた。その後、作りかけの小屋に来てくれた人。京ねこさんだ。

ちょうど京ねこハイキング部の活動で防村からびわ湖テラスに向かうところだったらしい。めっちゃ女性を引き連れていてめっちゃカッコ良かった。

険しい場所で不安感に襲われている中、知っている人に出会えて、かなり安心、かなり勇気づけられた。

大橋の銘水

さらに険しい道は続き牛コバまで出る。私は等高線が読めないので分からなかったのですが、かなり下ってしまったようだ。

牛コバから大橋まではまた上りになる。足がガクガクしてきた。もっと楽なルートだと思っていたのに。

大橋に辿り着くとボロい小屋があった。でかい橋があると思っていたのだが、小さい橋しかない。

ただし、銘水があって、めちゃめちゃ美味い水だった。

給水できるならルートに入れたいスポットだな。

北比良峠

大橋からは金糞峠に向かう。

めちゃめちゃデカい岩があって、パワースポット感がある。好き。

また、道もなだらか。足の筋力も回復した。

金糞峠から下山しても良かったが、景色の良い北比良峠まで行った。

ここからいつもの道を下山しました。

1時間半ほどで比良駅着。

7時間15分、距離は19kmらしいです。3DルートはTwitterに投稿した。

その後は電車で隣の志賀駅へ。

琵琶湖で泳いで山の埃を落とし、小屋に戻りました。

女子達に小屋を覗かれる

日が暮れて小屋で夕食の準備をしていると、「ナゾトチさんさーん。」という声が聞こえた。

山道で出会った京ねこさんが帰り道に寄ってくれたのだ。さらには同行していた女子達も小屋を見学してみたいという。

『だ、い、じょ、う、ぶ、かな。』って思ったのだが、折角の機会ですので来てもらいました。

女性は5名でしたかね?

私はサービス精神旺盛なので、他に見せる場所もないので小屋の内部を公開することにしました。男の1人暮らしの散らかった小屋ですので、全然ダメなんですけど。

「うわぁ、楽しそう。」って1人が言ってたと思います。

『いや、過酷だぞ。』って言いたかった。

ついでに掘ってる穴もお見せしました。

小屋で暮らしている人はレアですからね、何かの参考になったのなら幸いです。

京ねこハイキング部はこちら>>https://www.kyo-neko.com/

また山いこう

今回はかなりのアドベンチャーでした。7回くらい不安が押し寄せた。

でも、あんな過酷な場所から生きて帰ってこられた。快感です。

さらには普段スマホのせいで情報汚染されている脳が、地形や木々や岩々の情報で埋め尽くされるんですよね。脳が山だらけになるのもいい。

これからも私は貧乏なので、また山いこう。

いつかは山で死ぬかもね。

To Be Continued…

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