こんにちは、ナゾトチさんがワラクリよりお送りしますのは登山の話。
2020年12月6日(日)、比良山に登りました。
今回のコースは神璽(しんじ)の滝から最高峰の武奈ヶ岳へ、そして小川新道で泣きそうになった。
比良登山
登山が趣味というわけでは無いのだが比良山に登ってしまう。これは金がなくて遊びに行けないからだ。近所の公園や図書館をぶらぶらするのと同じレベルで私は比良山に登る。だってすぐ近くだもの。最寄りの駅より登山口の方が近いもの。
シンジのおさらい
スーパーカブでイン谷口へ。これが9:20頃。
比良山は様々な登山コースがあるのだが今回は神璽の滝コースにした。ついこの前に先生に連れられて行ったばかり。迷いやすいらしいのでおさらいのため。
行ってみると先生の言ってた「ルートファインディングが楽しい。」の意味が良く分かった。

1人だと正解ルートを自分が見つけないといけないが、これがオモシロイ。よくできた小説のような面白さ。予想外の展開ばかりで飽きさせない。そしてルートを発見できた喜びがモクモクと湧いてくる。
その分危ないらしく遭難が多いらしいのだが、なるほど電波が通じてない。

でも私は死なずに稜線まで登れました。しかも速い!
武奈ヶ岳は人多すぎ
いつもの北比良峠に辿り着きます。

とりあえず最高峰の武奈ヶ岳を目指す。ぐちょぐちょになったチョコレートのような泥の道を踏みしめて進みました。トレラン用シューズなのでこれが弱点。
ササっと進み、武奈ヶ岳到着、まだ12時にもなっていなかった。
確かに周りに遮るものがなく最高峰にふさわしい景色やし達成感がある。ただし、私の好きな場所ではない。比良山は琵琶湖の湖岸がきれいに見える場所が良いのだ。私の見たい風景は逆に遮られていたりする。

登山者で賑わっておりましたが、「そこまでみんなが目指さなくてもいいんちゃうかなぁ。最高峰を目指したがるのは昭和的な価値観だなぁ。」と全員に対してマウンティングを取る。山だからな。
ここで昼食。

ええ景色やし、コーヒーも美味かった。
小川新道
ここまでは楽勝だったのでいい気になっていた、しかしその後泣きそうになる。
というのも、金糞峠から下山する計画だったが時間に余裕がありすぎたので、まっすぐ行くのは憚られた。大橋行きという標識があったので、「ちょっと寄り道しよう。」という軽いノリでそちらに進んだ。
これが悲劇の始まり。
この道がめちゃめちゃ難所だった。
最初に泣きそうになったのは、崖の上に立たされて、次の道が分からなくなった時。間違ったら落ちそうな不安定な場所に立ち、次にどの方向に進むべきか分からなくなった。不安に襲われた。スマホのアプリを見ると「!」のマークがついていて、「その通りだ」って思った。

険しい道をヒーヒー言いながら歩いていると、おにぎり型の岩があったのです。その時に初めて今通っているルートは小川新道といって、先生がしんどいと言っていたところだと気が付いた。

この先にも急坂を下る場所があって、険しくて、「こんなんが道やったらどこでも道やないか!」ってキレながら進んだ。
めちゃめちゃ険しくて、今回の私のように知らずにルートを選択した人は危ない。「険しいって書いとけ!」ってキレながら進んだ。そして瞼には薄っすらと涙があったかもしれない。

鬼と戦うための修行
大橋までたどり着いた後は金糞峠へ。ここからは以前に通ったことあるルートなので大丈夫やし、好きな場所。
沢があって、でっかい岩がゴロゴロあって、「もし自分が鬼と戦う立場になったら、ここで修行するだろうなぁ。」と思うくらいに好きな場所です。

別の場所ですが炭焼き小屋跡もあるんですよねぇ。比良山は鬼滅を意識してますね。
で、最後は金糞峠から下山。無事でした。
ヤマップでの詳細はこちら>>https://yamap.com/activities/8983233
攻略法
今回は前々日にガチなランニングをしてから臨んだので、筋力的にはしんどかったです。
だから他の人と(例えば女性とかと)登る時は前日にガチランをして、足をヘトヘトの状態にしとくとちょうどいいですね。しんどさを共感できる。「負荷が足りない。」とか言わなくて済む。それが登山攻略法ですね。
お金がなくて遊びに行けないから、ますます普通の人より体力がUPしてしまう。
悲しいやら、嬉しいやら。
To Be Continued…