こんにちは、ナゾトチさんがワラクリよりお送りしますのは登山の話です。
2020年11月29日(日)、比良山に登って縦走コース27㎞を歩き切りました。
これは誇らしいことだ。
偉大なる比良山
私は小屋を建てて暮らしているのですが、それが比良山のふもと。そびえ立つ壁のような山並みが視界のほとんどを占領する。快晴の日なんかは1000m級の稜線を見上げて『偉大な姿だなぁ』と思っておるのです。
比良山というのは連なっている山の総称で、蓬莱山とか武奈ヶ岳とかそれぞれの山頂がある。だから色んな登山道があって何度でも楽しめますが、一度は挑戦したいのが縦走路の制覇です。
『見上げる山の稜線を一発でぶっちぎりたい。』
縦走コース
私の思うところでは、JR湖西線の和邇駅から北小松駅に至る山嶺こそがゴールデンコース。
比良山系はY字型になっているので、朽木の方やリトル比良と呼ばれる低い山も含まれているのですが、湖岸から見上げるところを制覇したい。
制覇した
先に結果を書きますが制覇しました。
実を言うとそんなつもりはなかったのですが、チャレンジ精神が沸いたのです。
JR和邇駅から、蓬莱山、烏谷山、釈迦岳を経て北小松駅に辿り着きました。GPSデータによると全長27.1㎞、7時間21分かかりました。
3D地図にマッピングするとこんな感じ。
この距離と苦労は伝わりますかね?
やり方
バスに乗ろう
まず和邇駅から栗原までバスがある、1日に1本だけ。一般道を歩いてもつまらないし、これに乗るべきだ。しかし、このバスは10/31で運休期間に入っていた。だから歩くしかなかった。登山口まで軽く走りながら進んでも1時間かかる。
ガスってる
天気は良好だと思って出てきたのに、ガスってきました。
小女郎峠から蓬莱山に至る道は景観が良くてめっちゃ好きですが、白い靄に包まれて何も見えない。
雪がある。寒い。
びわ湖テラスがある場所で昼食を食べましたが、スプーンが冷たくなるくらいの気温。やはり登山用のガスコンロでラーメンを食べるのが良いな。
どこまで行けるかな?
昼食後は『どこまで行こうか?』と考えながら進んだ。自分の体力と日没とを考えて下山ルートを判断しないといけない。
北比良峠に辿り着いた時にはちょうど筋力の限界を迎えていたし、時間的にも14:00を過ぎてて下山しようかと迷ったのです。
しかしコロナ禍で不自由だった2020年ですからチャレンジできる時にはやっちゃおうと北小松駅まで行くことに決めた。釈迦岳を過ぎた景色もすごくいいし。
その後はどんどん足が棒状態になり、筋肉の柔軟性が失われて膝や骨にダメージがくるが、日没が迫るので休むわけにはいかず歩き続ける。目はかすんでくるし感情は無になりますね。
全く余裕がなくなっており、楊梅の滝に寄ることもできなかったが、日没前に北小松駅にたどり着いた。
9:00頃にスタートして、16:30頃のゴールでした。
詳細はYAMAPのこちら>>https://yamap.com/activities/8897043
ペース
どんなペースかと言うと、和邇駅から登山口まではゆるく走りました。その後は状況の良い道では駆け足で、ほとんどは早歩きくらいのペース。最終的には疲労がたまったので、いかに筋力を温存するかが大事ですね。学んだ。
もっと偉大なコースへ
というわけで、琵琶湖から見える稜線をぶっちぎったのでかなり満足感があるのですが、最高峰の武奈ヶ岳にも足を伸ばさないと偉大さに欠ける。
30kmくらいのコースになるようなのですが、来年は何とかやってみたい。
誇り
憧れの比良縦走路を歩き切れた。頑張ったな、俺!
こんなことをやっても何の役にも、誰の役にも立たないのです。無意味なんですけども、比良山を見上げた時に稜線を歩いた記憶があるならば誇らしい気持ちになれる。
この誇りこそ、手元に金があるとか、誰かに賞賛されるとかより、生きるには重要なのではなかろうか?
知らんけど。
To Be Continued…