こんにちは、ナゾトチさんがワラクリよりお送りしますのは、2019年11月27日(水)の話。
これで小屋暮らし100日達成です。
小屋暮らし
私は自分で作った小屋で100日間暮らそうと目論んで、そして達成した。
『な、できるだろ、俺なら。』
という気分です。
目標達成ということで、なぜ小屋暮らしをしようとして、結果どうなったかを書いておきます。
動機
小屋暮らしの動機を3つ挙げるならば、お金がない、引っ越ししたい、過去最高の自分になりたい、ですね。
まず私の収入は少なくて、月末に通帳を見るたびに憂鬱になっていたのです。だから『家賃を払わずに生きていければいいのになぁ。』って考えていた。
その上、ファミリータイプの住居に1人で住んでいて引っ越せば良いものの『どこに引っ越すのもワクワクしない。』と言ってずっと現状維持だった。
そんな中、防災対策の一環でキャンプを始め、家なし生活を具体的に考えたが、テント泊では雨の日とか寒い日は疲れがとれないと実感。
そこで小屋を作ることを志向し、小屋暮らしの可能性を膨らませていった。
夢は広がり『過去最高の自分になろう』というチャレンジ精神の元、小屋暮らしに踏み出しました。
不安との戦い
何が難しかったかというと不安克服が難しかったように思います。
風呂がないけどどうなる?
毎日長距離のバイク移動だけど疲れないか?
病気になったらどうする?
ちゃんと疲れがとれるのか?
など。
慣れるまではグッスリ眠れなかったし、最初は耳栓をして寝てた。不安が実害になってた感じかな。
結果としては何でも慣れてくるし、無かったら無かったでなんとかなる。水道、電気、トイレがなくてもなんとかなる。
得たもの失ったもの
得たものは小屋と小屋を作るスキル。
失ったものは気軽な街遊び。
風呂がなくなったことにより、ランニングした後にシャワーを浴びることができなくなったが、琵琶湖やプールに行くようになって水泳をやるようになった。
男性にはモテるようになった。憧れられるというか、一目置かれるというか。しかし、女性にはモテないですな。
小屋作り、通勤、洗濯など忙しくなった。その分やりたいことも選択肢も増えた。
苦労は沢山あるのです。楽しいわけでもない。しかし自分で選んだという実感があるので何をしても充実感がある。
結果
さて、動機に対する結果はどうなったか?
家賃を払わなくなったけどお金は無いままです。これは小屋の材料費約25万費やしてるが、まだ家賃は3ヶ月分の約21万しか浮いていない。クレジットカードの支払いが苦しい。
引っ越しは達成されて、不用品をたくさん捨てられたので満足している。身軽になれた。
過去最高の自分にもなれている。自分で作った小屋に住んだ自分史はこれまでにない。
金銭面では思惑通りに行かなかったが、精神面の充実は思惑以上。
価値観が変わる
欲しいものが大きく変わります。家電製品は全くいらない、電気がないから。
幸せってのはレア度調整だと理解した。
水道がなく手間をかけて水を汲みに行く分、それを使える幸せを人より味わえるのだ。
人それぞれ置かれている環境は違うが、手に入り難いものを入手するプロセスに幸せがあるのですよ。何不自由ない暮らしが幸せってことじゃねえんだよ。
また、住まいが狭い分だけ謙虚になったかも。人は支配している場が狭いほど謙虚になれるのかもしれません。
これから
さて、100日達成しましたので、冬の小屋暮らしはやめて別荘として使うのが賢い方法だと思う。
しかしながら、寒さから逃げるのは好むところではない。チャレンジ精神がウズウズするのだ。
ですから、明日から冬の小屋暮らしをスタートさせます。駄目なら駄目でその撤退ラインを把握したい。0℃まではいける自信がある。
投じた資金を回収してないし、薪ストーブも使いたいし、やりたいことがまだある。
小屋暮らしを継続しつつ、気軽にキャンプもしたいし、交流も増やしたいし、価値を創造したい。
とにかく、なんやかんや続きます。
しかも100日目で小屋が占拠されるトラブルも発生しています。この件は冬編で。
以上、ナゾトチさんの珍妙な小屋暮らしでした。
The End.