こんにちは、ナゾトチさんがお送りしますのは、冒険の記録。
2019年4月6日(土)~8日(月)にかけて、滋賀県の志賀の謎の土地にて野営してきました。
今回も悲惨な状況でした。キャンプなんて楽しくない。
キャンプ7
昨年の10月からキャンプというかブッシュクラフトというか、そういう野外活動を始めて今回で7回目です。
最後に行ったのが昨年の12月10日なので、4ヶ月ぶり。
春になったのでワクワクしていた。しかし実際は・・・。
今回のキャンプテーマは
・桜の木の下で寝る
・廃油を燃やしてみる
・ロケットストーブパワーアップ
でした。
1日目
土曜日、仕事を終えて16:00が旅のスタート。
相棒のスーパーカブカブリエラで滋賀県の志賀に向かいます。
桜の木の下
17:15頃に志賀に着きます。
で、桜の木の下でテント張って寝ようと思っていたのですが、目星をつけていた場所は全く桜が咲いていない。
桜だと思っていた木は、桜じゃなかったみたい。
あぁ、勘違い、勘違い。
桜の木の下で寝るのは失敗。敗北です。
他の場所を探すには時間が遅いので、謎の土地に行く。
(謎の土地とは親族名義のほったらかしにしてある土地。)
みすぼらしい
謎の土地に着いたんですけど、唖然としました。
あまりにもみすぼらしいのです。
『うそぉ、こんな場所で寝るん?いや、寝てたん?』『めちゃめちゃ極寒の時に寝てたん?』
って、びっくり。
4ヶ月という歳月が、私を現代人に戻してしまったようです。
現代人から見たその場所は、あまりにもみすぼらしいのです。
去年の10月から12月までに6回の野外活動を経て野生レベルが徐々に上がっていたんでしょう。木を伐ったり、寝床を作ったりして自然に適応し私は野生人へと成長していました。いや退化なのか?
現代人が野生人を見ると『なんかズレてる。』って感想を抱くと思いますが、私は『4ヶ月前の自分、完全に狂人やん。』って思いました。
自分に対して引いた。
『マジでこんな場所で寝るん?』
『花見もせずにこんなみすぼらしい場所に来てどうすんの?』って思ったのですが、帰るわけにもいかず野営の準備を進めるのです。
臨死体験
ロケットストーブに火を入れて(廃油を燃やした)、持ってきた夕食を食べる、赤ワインも飲む。そんな風にしていると日が暮れてきます。
暗くてどんどん寂しくなってくる。
スマホが故障中で古いものを持参したのですがtwitterしか使えないしバッテリーが心配でしょっちゅうは使えない。Kindleも忘れた。
以前は街灯が灯ってたはずなのに今回は消えてた。
ロケットストーブとロウソクの火だけしかなくて、それが照らす範囲以外は全部闇です。民家の明かりは蛍の光のよう。
火を消すと闇しか残らない。
通信手段もなく、闇の中にただ自分だけが存在しているように思えて寂しすぎる。更には自分の存在を証明するものさえなくて、『死んだあとはこんな風かなぁ。』って思いました。
圧倒的な孤独感で涙が出そうになった。
これはある意味、臨死体験です。
しかし、これを味わうためにキャンプをしているのかもしれません。
いや、味わいたくない!
2日目
自作の高床式寝床で寝ました。ひんやりした空気が流れてくるものの流石に気温が上がっていて凍えることなく寝れます。ただし棺桶を彷彿とさせる狭さ。
快適じゃないので自然と早起きになります。
ロケットストーブに火を入れて朝食。
その後は、薪を作りました。のこぎりでギコギコした。
また、炭を作ってみようかと、これまたのこぎりでギコギコしました。良い運動になります。
しかし、木を切っただけに終わる。
次にジョギングに出かけます。半分くらい歩いてたけど10km。
旅先のランは最高で、特に今回は桜と琵琶湖と比良の残雪が心に残る。
速く走れなくてもいいからずーと走っていられる体力が欲しい。
次にお買い物。
昼食は堅田でラーメン。与七というお店。
その後、フレスコに寄って、コメリに行って炭とレンガを買う。
帰りにお団子を食べる。菓匠将満というところ。
ロケットストーブ、パワーダウン
前回導入したレンガのロケットストーブですが、パワーアップできるのではないかと思ったのです。
レンガを高く積むと良いのでは?燃やす部分を長くしたほうが良いのでは?と。
実際にやってみたのですが、パワーダウンしました。
なぜでしょう?検討が必要。
炭が便利
それに比べ、七輪と炭は便利ですね。
ご飯が炊ける、お湯が沸かせる、ソーセージも焼ける、煙も少ない。
しかし、制限なく何でも買ってしまうと何がやりたいのか分からんくなってしまうので、買うものはこだわりが必要ですね。
風呂へ
夕食のあとは風呂に行く。5km程離れてる比良とぴあというところ。
温まりましたし、その効力は寝るまで発揮された。
雨が降る
天気予報はチェックしていたので、雨が降ることは知っていた。
しかし、雨粒が屋根を叩いてくる、パツパツと、いや屋根というかただのブルーシートなんですけど、だからその音で目覚めてしまうし、雨音を聞きながら寝るのもストレスかかる。
野外活動にとって雨は大敵。
3日目
5時頃に起きて、活動開始しようと思ったら、雨のせいで靴が水没していた。ちゃんと雨の当たらない場所に置いたつもりだったのになぁ。
朝からロケットストーブに火を入れてみたけど、雨で薪が湿っていて上手くいかない。七輪に切り替えた。
軽く朝食を食べて、片付けして、帰路につく。
7:50頃に出発、9時頃に我が家に到着。
そして10時半頃からいつもの仕事をするのです。
これにて今回の冒険は終了です。
まとめ
そもそも何がしたいかというと、家がなくても生きていける自分になりたいわけです。
しかし、野外活動するとヘトヘトに疲れ果てる。こんなのを何日も続けていたら確実に病気になる。
熟睡できない、寒暖の差は激しい、屋根も壁も床もなくてリラックスできない、雨が怖い、火をつけるのがめんどくさい、食事は粗末になる。
実際のところはずっと野外にはいられない。敗北しているのですよ。
ちゃんと疲れが取れる環境が大事だなぁ。
てなわけで、もう二度と行きたくないのですが、敗北のままじゃ終われんぞ!
次のテーマは『疲れを取る』でいくぞー。