こんにちは、ナゾトチさんがワラクリよりお送りしますのは、小屋暮らしの話。
夏の小屋暮らし
私は自分が作った小屋で暮らしています。
夏の小屋暮らしは比較的Easyだと思っていた。寒さで死なないし、水を水のまま浴びれるし、薄着で済むから荷物が少ない。
しかし、困難もあった。
暑くて眠れない。
暑くて眠れない
小屋の室温は思ったよりは上がらない。木陰に建っているからかな。日中でも温度計は31℃くらいだ、今年の夏は最高気温35℃がざらなので、マシなのではなかろうか。
しかし、夜が来ても小屋の室温が下がらない。29℃とか28℃とか。そして、この室温だと安眠できないことを理解した。
自分の放った体温と水蒸気でシーツが熱を帯び、横になっていられない。寝返りして冷たい場所を探すが、何度も何度もこれを繰り返さなくてはいけない。安眠できない。
テントで寝る
小屋が暑くて寝れないならテントならどうか?
試してみた。
暑さは小屋よりマシに思えた。自ら出した熱は地面が吸収してくれるように思う。
ただし、風の通りは悪いし、虫の声や物音が聞こえて、それはそれで寝つきが悪くなる。
小屋は暑くて寝れなくて、テントでもまた寝れない。どこにも行く場所がない。
安眠が欲しい。
土木作業
冷気を得るにはどうすべきか?
地面をもうちょっと掘って地面の冷気を得つつ、風向きを考えればテントでも安眠できるのでは?
荒れた土地を整地してみることにした。
まず転がっている木々を整理する。
その後にスコップで掘り返す。
石がゴロゴロ出てくるし、根っこも沢山張られている。それを一個一個処理していく。
最初は「これは意味ないのではないか?」って疑念を抱きながらの作業だが、やっているうちに熱中してきて「人間の力を甘く見るな!」ってテンションが上がってくる。1時間程度の作業のつもりが30分ほど延長した。
午前であるし日陰なので暑さは感じなかったが、肉体労働によって私が着ていた綿の赤いTシャツは水に浸したかのように汗でドボドボになった。
1人用テントが張れるくらいの面積は整地できたかと思われる。
汗びしょびしょなので琵琶湖へと向かった。
意外な結末
夕方、仕事を終えて小屋に帰り、整地した場所にテントを張った。そして温泉に行って帰ってくると、意外なほどに涼しいのだ。
小屋の室温は27℃から26℃へと落ちていった。湿度も低い。
この気温なら小屋で寝れる。
汗だくになって整地したのに、テントは使わぬままです。
竪穴式住居
日本の古来の住居で有名な竪穴式住居ですが、あれは地中の冷気を利用した建物なのです。地面を1mほど掘れば地中熱は夏でも23℃くらいだそうで、比較的涼しいらしい。
ですので今回の方法を考えてみたのです。
原始人の知恵を活かした生活、、、
みんながエアコンを操作して冷気を得ている中、私だけが地面を掘って冷気を得ようとするなんて、悲しいなぁ。
生きるって、しんどい。
To Be Continued…