こんにちは、ナゾトチさんがワラクリよりお送りするのは、秘密基地の秘密!
「テントなしでキャンプしてる。」って言うと「どんな風に?」って聞かれるので、解説しよう!
ようこそ秘密基地へ
さてここは、滋賀県の琵琶湖西南部にあたる志賀エリア。琵琶湖バレイの近くと言うのが一番分かりやすい。

ジャングルの奥地に見えるかもしれませんが、山麓の別荘地といった感じで周辺に家が建っています。廃屋になってる家も散見される。
我が祖父が購入したままずーっとほったらかしになっていた土地。たぶん30年~40年くらい放置。同程度の土地を買うと200万~400万くらいの価値。
(あっ、微妙に韻ふんじゃった♪)
更地にして家を建てるなんてことをしたら全然面白くない、せっかくほったらかしにしてあったのだからこのままワイルドに暮らすのが面白いん、だぜぇ~。
暮らしぶり
どうぞご覧ください。

こちらが私の生活スペースです。
どうやって寝ているの?
まず寝床ですが、伐った木で真っ直ぐそうな9本をロープで組んであります。
3本を三角形に立てたのが2組。さらにベッドになる横の木2本と屋根になる横の木1本を渡してあります。
ベットの木にはロープを巻いてたわみ過ぎないようにしてある。そこに緑のブルーシートを巻き付ける。
さらに防寒用のブルーシート1枚、タープのブルーシート1枚で3重になっています。
それでも冬はすきま風で寒かった。
マットは銀マット2枚と、緑のマットは座る時と寝る時の兼用です。
余っていたのを使ってるからややオーバースペックですね。
これでテントを持って行かずに寝ることができます。
飲み水はどうする?
水は最寄りの公園に汲みに行ってます。

これで3日くらいいける。
ダイレクトに飲む水は2Lのペットボトルを買ってる。
水は希少資源になるので、排水も極力貯めておくようになった。すごくエコ。
調理する火はどうする?
火力は3種類あって、ロケットストーブ、七輪、ガソリンコンロです。

ロケットストーブは苦労してホームセンターからレンガを運んだ。3回も。
改良を加えてきたのだが火力を得るのはとてもめんどくさい。薪をくべなきゃならずほったらかしにできない。
敷地内の不要な枝たちを処理できるのは一石二鳥。
七輪は炭で使うと良いです。直火で焼くと肉が旨い。
いい火にするには時間がかかる。
ガソリンコンロは自転車旅行時代に買ったMSRウィスパーライトです。ちょっと扱いにくいけど武骨で好きです。手早く火力が得られる。
ただし自動車用ガソリンを使うと臭くなる。
時間と雰囲気によって3つから選んで使っています。
火遊びが娯楽のひとつ。
トイレはどうしてる?
小は立ちションです。男子だから当然。
大は最寄りの公園に行ったり、近くの神社に参拝しつつトイレを借りたりしています。
最悪はスコップで土を掘って、その穴めがけて発射。その後土をかぶせとくと匂いはしない。微生物が豊富なので自然が分解してくれる。
食物連鎖の一部になれるぜ。
お風呂は入れるの?
銭湯などに行けば入れる。
最寄りは比良とぴあというところ。ここは610円するので毎日入るには厳しいかなぁ。そして5kmくらい離れているし。
楽しいの?
楽しいわけない。そして疲れる。娯楽がなさすぎる。しかも老ける。
しかし、レベルアップしていく感覚、どうやっても生きていける万能感、自分の手で切り拓く面白さ、目覚めた時の風景が木々ばかりの驚き、小鳥のさえずり、社会の情報に煩わされない心の落ち着き。
そういうのが手に入っている。
ですが、ですが、基本的には楽しくなくてみすぼらしい生活です。だからこういうのに憧れないほうがいい。家があって家族がいて適度に働いて生きていく普通の生活が偉大なのですよ。
私からのアドバイスは「やめておけ」の一言です。
これから
小屋を建てる予定なので暮らしぶりがどんどん変わっていくと思う。
ですので現状の暮らしぶりを書いておきました。
便利にしていくつもりはなくて、ワイルドさはキープしたい。その上で疲れない状態を作りたい。
小屋が建ったら、次はツリーハウスを作りたい。
秘密基地遊びの夢は広がるばかりさ!