こんにちは、wishigrowがワラクリよりお送りしますのは、失敗談です。
2019年4月9日(火)~4月10日(水)にかけて、桜の下で一夜を明かした。
風流だと思っていたけど、無意味だった。
桜の下で寝たら特別な気がする
いつからだったかなぁ。10年くらいは想っていたはず。
春になって桜が咲くたびに『桜の下で寝たら特別な気がする。』って憧れを抱いていた。
桜は美しくて儚い。満開になったと思ったらすぐに散ってしまう。一番いい状態は3日ほどしか続かない。
見上げるだけで終わらすのはもったいない。
一晩桜の下で過ごしたらどんなふうだろう?
毎年そう思っていて、去年からキャンプをやりだしたので、『今年こそ好機!』という心境になった。
今しかチャンスがない
今年も桜が満開になりました。
先日キャンプに行った時に桜の下で寝るつもりだったが、勘違いで咲いてなかった。
>>ナゾトチさんの珍妙な冒険「臨死体験」
地元でリベンジしようと考えていたのですが、雨予報がきた。
だから、『雨が降る前にやらねば!』って尻に火がついた。
寝るだけ
普段通りの日を過ごし、寝るためだけに外出するのです。
夕飯を食べて、風呂に入る、ちょっとだらけたらもう21時になっていた。
テントや寝袋を積んで外出。
『なんて経済的非合理なことをするんだろう?』って思いつつ。
スーパーカブで移動。
候補地は2か所くらいあったんですけど、よく知ってる場所を選びました。
桜はよく咲いてくれている。その下にテントを張った。テキパキと。
完全に怪しい奴ですけど、花見の場所取りみたいなもんでしょう。
ひとり夜桜花見
テントを張れたら日本酒を飲む。玉乃光です。伏見の桜と伏見の酒。せっかくなので楽しまないと。
たったひとりきりで考えることと言えば『桜の木と喋る能力があったら、すごく楽しめるのになぁ。』ってファンタジーなこと。
桜だからきっと妖艶な美女キャラだな。
テントじゃダメだ
酒を飲み干すと、テントに潜り込みます。
でももうダメですね。テントの中では桜の下だろうが関係がない。
さらにこの場所はまぁまぁ街中で人々の生活圏内でして、幹線道路が近くて車の走る音がよく聞こえる。歩いてる人の足音や話し声まで聞こえるほど。
この時点で風流さのかけらもない。ストレスばかりです。
テントの薄さが身に染みる。
予報通りの雨
深夜には雨が降ってきて、パタパタとテントを叩きます。
だから熟睡なんてできない。まぁまぁ寒いし。
寝たのか寝てないのか分からない状態で過ごし、でもサバゲ―してたらやられるという変な夢だけは見て、朝の5時になったので撤退することにしました。
雨の中でテントを畳むのも、これまた悲惨です。テントに花びらがついているのが風流といえばそうですが、そんな余裕ないし。
びしょびしょなものをBOXに詰め込んで、濡れた手のまま原付を走らせる。
なんと寒く侘しいことでしょうか。
夜通し遊んだ感
家に帰ってからも、テントをベランダに干す作業が待っている。
『本当に無意味なことをしたなぁ~』って思った。
ただし、すべてが終わってホッと一息ついた時には、夜通し遊んだ感を味わった。飲んで朝帰りした時やオールでカラオケした時のあの感じ。
風流でも特別でもなかったのですが、遊んだ感があるならちょっとはプラスだったかな。
反省
理想の状態とは程遠かった。
まず、テントではダメだ。コットと寝袋だけで桜を見上げたまま眠るべきだ。
次に、場所の選定が大事だ。ほどほどに明るくて、静かで、人の迷惑にならない場所じゃないと。
火気を使ってもいい河川敷なんかを狙っていきたい。
また来年、チャレンジしたい。
基本的には『本当に無意味だったなぁ。』って思っている。
『無意味なことじゃなくて、ちゃんと人が喜ぶことに行動力を使わないとなぁ。』って、前向きになっております。
てなわけで、私はみんなのために頑張ります♪
華々しく咲いて、儚く散るぞー、オー!